令和元年10月1日から開始される幼児教育の無償化。
そこで分かりづらいのが、幼稚園に通っている場合、延長保育も無償になるのかという点。
私は幼稚園に2人の子供を通わせている専業主婦で、よく延長保育も利用しています。
保育園が無料になるのだから、幼稚園に通っている場合は延長保育も無料にならなきゃ不公平ではないかって思いますよね。
早速、詳しく調べてみました。
幼稚園については月額2万5700円まで無償化になります。
ですので、私立幼稚園に通園している場合に、月額2万5700円を超えた部分は費用が発生します。
対象になる家庭は、世帯の収入に関係なくすべての3歳~5歳です。
例えば、港区で所得が最高階層だった世帯は、公立幼稚園の月額が8000円が0円になるということです。
ただし、通園送迎費、給食などの食材料費、行事費、PTA会費、制服代などは、これまでどおり保護者の負担です。
この保育料無償化に関しては、全員が対象なので特に手続きをしなくても適用されます。
幼稚園の延長保育の無償化になるための条件としては、「保育の必要性があること」。
住んでいる市町村から、「保育の必要性の認定」を受ける必要があります。
次のような、保育園に入れるような就労等の要件を満たしていなければなりません。
●就労(月48時間以上の就労) |
また、それぞれえに応じて必要書類を提出がありますので、詳しくは住んでいる市町村に確認してみてください。
ということで、専業主婦では幼稚園の延長保育までは無償化になりません。
条件に該当するような、就労条件の家庭の場合、幼稚園の延長保育はどのくらい無償化になるのでしょうか?
預かり保育の利用日数に応じて、月額最大1万1300円までの範囲で無償化されます。
利用料を支払ったあと、利用実績に応じて、利用日数×450円が支給されます。
毎日、預かり保育を利用していた家庭からするとありがたいですが、保育園に預けている方が毎日夕方まで預かってもらえて無料なので経済的ではあります。
幼稚園の延長保育のほかにも認可外保育施設や一時預かり、ファミリー・サポートセンターについては無償化になるのでしょうか?
自治体の一時預かりやファミサポは幼稚園に通わせている場合でも利用する場合がありますよね。
これらの施設も、市町村から「保育の必要性の認定」を受けることが条件となります。
認定を受けられれば、3歳から5歳までの子供たちは月額3万7000円までの利用料が無償化になります。
専業主婦の場合は、幼稚園は月額2万5700円まで無償になりますが、預かり保育については無償化の対象外となってしまいます。
ただ、今までと比べると経済的には助かりますね。
これからの子育て政策にも期待しています!
【参照】 |