幼稚園の預かり保育について、現在公立幼稚園に2児を通わせている専業主婦のわたしが実際に利用して分かったことをお伝えします。
時間、料金から保育内容、また実際に利用しているママの利用方法まで、雑感をまじえて紹介します。
これから幼稚園に通わせようと思っている方、保育園と迷っている方など、ぜひ参考にしてみてください。
2016年2016年6月の時点では、によると、公立幼稚園の66%、私立幼稚園の96.5%が預かり保育を実施。
預かり時間はというと、公立幼稚園では最も多いのが16時~17時までで約3割、ほぼ同率で次点が17時~18時まで。
一方、私立幼稚園では預かり保育は17時~18時までが約半数を占めており、約3割が18時~19時まで。
やはり私立幼稚園の方が預かり保育が充実している印象を受けます。
子どもたちが通わせている公立幼稚園は14時で通常の幼稚園の時間が終わり、預かり保育は16時半までとなります。
このお迎え時間は、早退などさせてもらえず、もちろんこれ以上の延長もありません。
ですので、何かの予定に合わせて預かり保育を利用するというよりは、預かり保育の時間に合わせて予定を入れなければなりません。
時間も定時お迎えなので、料金も一律で1回あたり2時間半で800円です。
近くの子育て施設の一時預かりの利用料金は、1時間500円なので少し割安。
ただ、一時預かりの方が時間を30分単位で指定できるので、用事によっては使いやすいです。
両親が働いているなど要件を満たしている場合は、預かり保育を優先的に利用できます。
前もって、預かり保育が必要な理由を書面で提出の上、預かり保育の月極利用を申し込みが必要です。
両親が働いているなどの要件を満たしている場合は保育料無償化の対象となり、月額11,300円まで(日額450円×利用日数)無償となります。
預かり保育中は、幼稚園の通常の時間とは異なる先生が見てくださいます。
遊びの内容は完全な自由遊び。
お教室にあるブロックや塗り絵、お人形など、各自がやりたい遊びを自由に選びます。
一つのお教室で、年少・年中・年長の3学年を一斉に保育するので、異年齢で遊んだりすることもあって、普段はできない交流が生まれることも。
遊びの時間の合間に、各自で持ってきたおやつを食べる時間と10分ほどのお昼寝タイムがあります。
ですが、お昼寝タイムは少し横になって休憩するくらいで、本当に眠るような時間はなさそうです。
内容としてはお勉強や集団行動はないので、保育園と近いのかなという印象。
家庭に近い環境でストレスなく過ごせるような状態だと思います。
夏季、冬季及び春季休業日の全てで預かり保育を実施しているのは、公立幼稚園が43.5%、私立幼稚園が75.0%。
公立、私立ともに6割程度で実施時間は8時間を超えます。
残念ながら、わたしの通わせている公立幼稚園では、長期休み中の預かり保育はありません。
また平日の幼稚園がある日でも、園の予定によって預かり補保育が実施されない日が月に2~4回はあります。
働くために預けようと思っている方は、前もって長期期間中の預かり保育を調べてから幼稚園を決めるのが重要です。
わたしの通わせている園では、長期休み中や預かり保育が実施されない日には、子育て施設の一時保育や認可外保育園、ベビーシッター等を利用している方が多いです。
幼稚園の預かり保育に初めて預けるお母さんは、子どもを長い時間預けることを心配される方が多いです。
実は、わが家の場合、子どもたちはとても楽しみに預かり保育に行っています。
理由は、普段はない遊び道具があるから。
幼稚園でおやつが食べられることにも特別感を感じているようで、子どもの方から次の預かり保育を入れてほしいとせがまれることもあります。
もし、心配なようなら、初めのうちはクラスのお友達と一緒に預かり保育を予約するとよいでしょう。
知っているお友達がいれば、初めての預かり保育でも心強いはずです。
幼稚園の預かり保育を利用して、パートや仕事に出ようと考えている方も多いのではないでしょうか?
しかし、公立幼稚園の場合には預かり保育を実施しない日も多いうえ、時間もかなり限定的なので、コンスタントに働きに出るのは難しいのが現実。
在宅ワークやご主人の自営業のお手伝いなどなら可能かもしれませんが、基本的には専業主婦のお母さんが何か用事があるときに利用する程度のものと考えた方がよいです。
ただ、ワーキングママの多い私立幼稚園などでは、長期休暇中や土曜日などの預かり保育を実施している園もあるので、検討すると良いでしょう。
幼稚園の預かり保育は、時間や実施日が限られるうえ、おやつも持たせなければならなかったりと、保育園ほどの手厚さはありません。
ただ、専業主婦のわたしがちょっとした用事を入れたりするときに、朝送っていけば夕方まで預かってもらえるのはとてもありがたい制度です。
働く際に、幼稚園の預かり保育を利用する場合にはやはり保育園に比べると、異なる部分も多いと思います。
幼稚園によっても、条件などは様々ですので、実際に通われる幼稚園の詳細はぜひ前もって確認してみてくださいね。