公立幼稚園のメリット・デメリット 通園ママが感じたリアルな話

公立幼稚園 子育て
幼稚園、保育園、こども園の幼児教育は共通のもの。Esi GrünhagenによるPixabayからの画像

「公立幼稚園ってどんな雰囲気なのか」「公立と私立でどんな違いがあるか」、まだ幼稚園未体験のママは不安に思うのではないでしょうか?

現在、公立幼稚園に子供2人を通わせている専業主婦のわたしも、私立にしようか公立にしようか迷いました。

我が家の近所にはありがたいことに3年保育の公立幼稚園があったのですが、毎年人気で激戦。

そこで私立幼稚園も前もって受験したのですが、結局私立幼稚園は落選し、希望の公立幼稚園に運よく入れました。

幼稚園を検討していた時には、情報も少なくて困ったことを覚えています。

そこで、実際に公立幼稚園に通ってみてリアルに感じたメリットとデメリットをお伝えします。

幼稚園選びの参考になれば幸いです。

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公立幼稚園ってどんなところ?

公立幼稚園

幼稚園、保育園、こども園の幼児教育は共通のもの。Esi GrünhagenによるPixabayからの画像

公立幼稚園は自治体が運営していて、文部科学省による指導要領に基づいているため、全国どこの幼稚園でも教育方針に差異が少ないことが特徴です。

ちなみに、この指導要領は保育園や認定こども園とも共通なので、どこ行っても基本的には同じ質と内容の幼児指導がされるということです。

入園に関しては、自治体に在住で保護者の送り迎えが可能であれば誰でも申し込めます。

ただ定員があるので、定員を超える場合は厳正な抽選のもと入園者を決定します。

 

公立幼稚園のママが感じたメリット

公立幼稚園に入園してわたしが感じたメリットは次のものです。

経済的負担が少ない

幼児教育の無償化によって、効率も私立も同じかと思うかもしれませんが、無料化の対象外である実費の負担分にかなりの違いがあります。

例えば制服代。

私立だと一式揃えるだけで3万円ほどかかるところも。

公立ならば1万円ほどで揃いました。

洗い替えなども含めると結構な差が生まれます。

遠足代やPTA会費なども公立幼稚園は費用が良心的に設定されているので、経済的負担が少ないです。

それ以外にも私立だと、入園金や施設維持費、冷暖房費、寄付金などある場合も。

これらの差額を合わせれば、子供に習い事を余計にさせてあげられますよ。

家から近い

公立幼稚園では、家から徒歩か公共交通機関で通えることが条件なので、比較的家から近いことが多いです。

例えば、震災が起こった場合、子どもをすぐに迎えに行ける距離というのは大きなメリットです。

また、普段の通園時も子どもが突然熱を出して迎えに行く際や、幼稚園参観などの際に行きやすくて便利です。

地域に根付く

公立幼稚園の場合、近所から通っている方が多いので、近所に知り合いができます。

近所に知り合いがいると、子どもをみんなで見守っているという安心感もある上、何かあった時にも助けを求めやすいと感じています。

また、地域のお祭りやイベントの情報が幼稚園経由で手に入ったり、地域の人たちが幼稚園のお手伝いをしてくださるので、地域との結びつきが強くなります。

住んでいる地域に愛着が湧いてきます。

近隣の情報が入手しやすい

公立小学校との連携もあるので、年長になると小学校に出向いて給食を食べてきたり、プールで泳いできたり、授業を見学してきたりという交流もあります。

さらに、公立小学校に通う兄弟がいるママとも知り合えるので小学校の情報を入手できたり、近所の習い事やイベントの情報もママ友からも入ってきます。

自由遊びが中心

公立幼稚園のメリット自由遊びが中心

園庭で遊んだり、室内で遊んだり、各自好きな遊びをする。Pam SimonによるPixabayからの画像

公立幼稚園ですることと言えば、何か先生から教わるのではなく、子どもたちがやりたいことをする自由遊びが中心。

幼児期に大事なことは、遊びの中でいろいろ学ぶことと考えられています。

子どもたちはいつものびのびと自由に園生活を楽しんでいるので、ストレスがなさそうです。

公立幼稚園のママが感じたデメリット

では反対に公立幼稚園のデメリットだと思ったことは次の通りです。

通園バスや給食はない

公立幼稚園は基本的にバスの送迎や給食がありません。

毎日保護者が送り迎えし、お弁当を作って持たせています。

親が大変なのは間違いありませんが、その分子供に自分の手をかけて育てられると考えています。

バスの送迎がない分、送り迎えの時間に子どもと話すことができたり、季節の移り変わりを一緒に感じられたりできます。

また降園後、帰り道に幼稚園のお友達と遊んでいくこともできます。

お弁当も毎日作るのに慣れると、そこまで大変でもありません。

今は冷凍食品も体に良い素材のものや、バリエーションも豊富で、充実しているので利用しています。

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教育内容に特色が少ない

私立幼稚園だと、放課後に習い事を受けさせてくれるところも。

また、モンテッソーリを取り入れたり、英語の時間があったりと、魅力的な内容がある園もありますね。

公立幼稚園は残念ながら、プラスアルファの特徴は少ないと思います。

文字さえ教えてもらえないと知ったときは、衝撃的でした!

ただ、経済的負担が少ない分、親がやらせたい習い事などに降園後通えば、埋め合わせはできるのではないでしょうか。

我が家でも、毎日のオンライン英会話やピアノを習わせています。

周囲には公文や英会話、体操、水泳、バレエ、プログラミングスクールなど、それぞれ教育熱心な方もいらっしゃって刺激を受けます。

幼稚園の手伝いが多い

PTA活動がかなり多めです。

保護者の協力があって、公立幼稚園が成り立っているといっても過言ではありません。

各行事を進める係決めや役員決めもありますし、年長になれば卒業式に向けて保護者は総動員されます。

ただ、嫌々やっている方は実は少なく、大変な役は立候補してくださる場合が多いです。

係や役員をやってみると、他のママや幼稚園の先生と親しくなれたり、幼稚園の中で遊ぶ子どもたちの様子を見られるというメリットも!

みなさん、子どものために何かできるのならというボランティア精神で引き受けていますよ。

仕事に出られない

公立幼稚園のデメリット

時間が確保できないので外に働きに出るのは難しい。hamonazaryan1によるPixabayからの画像

公立幼稚園では、降園後の預かり保育をしてくれる園もありますが、すべての日が対象ではありません。

幼稚園の都合で預かり保育を実施しない日もあるし、夏休みなどの長期休暇中も預かり保育はありません。

これではアルバイトも不可能…。

やはり働きに出ている方は少なく、都合を付けやすいフリーランスの方や在宅ワークをしている方が若干名いらっしゃるくらいです。

それと、公立幼稚園あるあるなのか、突然呼び出されることも多いです。

専業主婦を前提としているのか、「明日、お祭りの踊りを練習するので1時間前に集まってください」と前日に言われることも。

仕事をしたくてもスケジュールが立てられないというデメリットがあります。

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園長先生が入れ替わる

先生方は公務員なので、年度が変わると突然異動してしまうこともあります。

我が家の場合も、入園前説明会の時の園長先生が良い印象で入園を決めたのに、入園してみたら別の園長先生になっていました!

園長先生によって幼稚園の雰囲気や考えもがらりと変わるのが公立幼稚園。

担任の先生も同様で、教育内容がほとんど自由遊びなので、1年間で学ぶことの質も先生次第で大きく変わるように思います。

これはもう運でしかないです。

私立幼稚園ならば、経営者や園長先生の方針が園の方針なので、急に変わることはまずないので選びやすいですね。

子どもの性格と自分の条件に合う幼稚園を選ぼう

我が家は公立幼稚園を選んで、結果的にはとても良かったと感じています。

それは自分の価値観にも合っているし、子供も楽しそうだから。

どの幼稚園に入れたらよいか迷いますが、無理をせずに自分の価値観と子供の性格に合った園を選ぶことが大切だと感じます。

もし迷っているようなら、いろいろな幼稚園に実際に足を運んで、幼稚園生活を想像してみてください。

親子ともハッピーな幼稚園選びができるようお祈りしています。

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