子どもにお金について教えたいと思ったとき、何から始めてよいのか難しいですね。
特にまだ小さい子にはお金について教えるのは早いかなとためらうことも。
なぜなら、私たち親世代は子どもの頃に、お金の話を聞くことをNGとされてきたからです。
でも、これからの時代を生き抜くには金銭感覚も正しく身に着けてほしいと考える親も多いのではないでしょうか。
2人の幼稚園児を育てているわたしは、子どもたちがコンビニで際限なくお菓子をねだるのでお金教育を始めました。
まだ数字を数えるのも難しかったので、身近なところから少しずつお金の概念を教えたいと思い、次の方法を試しています。
同じように幼稚園児からでもお金の教育を始めようと思っている方はぜひ参考にしてみてくださいね。
家庭の中で始められる金銭教育で取り入れやすい順に紹介します。
子どもの成長に合わせて試してみてくださいね。
子どもをお買い物に連れていくことで、お金について自然に理解させましょう。
お話しながらお買い物すれば次のことが分かるようになりますね。
●商品にはそれぞれ異なる値段がついていること ●お金を出さないと買えないこと ●お金は使うとなくなること ●お金がなくなったら買えないこと |
お金の概念を親から子どもに無理なく教えることができます。
お買い物に連れて行くとお客さんしかできませんが、お店屋さんごっこでなら親子で店員さんとお客さんの両方を体験することができます。
子どもがお店屋さんになることで、「これはいくらですか?」と聞けば値段を設定することができます。
また、レジやお金も用意すれば、お金と商品を交換するやり取りができます。
買い物を疑似体験することで、お金の概念を自然に身に着けることができます。
子どもが幼稚園に上がってお話が通じるようになったらお小遣いをはじめてみましょう。
子どものお気に入りのお財布をひとつ与え、1週間ごとにいくらか決めて渡します。
我が家では最初は50円にしましたが、今の時代のコンビニだと買えるものが少なすぎたので、100円に値上げしました。
すると、今まで欲しいものをねだるだけだった子どもが、お菓子の値段を気にするようになりました。
「これ高い?安い?」と聞いてきて、なるべく安いものを選ぶように。
また、しばらくするとお金を貯金しておもちゃを買いたいと言うようになりました。
自分のお金が持たせたことで、お金を大切に使えるようになりました。
やりくりすることや貯金してほしいものを買うという方法も覚えたように思います。
お買い物ごっこよりも、dお金をより具体的に学ぶならゲームを使うと楽しみながら覚えられます。
お金を使ったゲームで有名なのは『人生ゲーム』ですが、対象年齢が6歳~なので幼稚園児には少し難しいかもしれません。
そこで見つけたのが、『どうぶつ村のおかいものゲーム』(学研プラス)です。
おかいもの体験ができる2つのすごろくと、8つのミニゲーム、おもちゃのお金やレジもついています。
家族ですごろくやゲームを楽しみながら、自然とお金の知識が増えるしかけが素晴らしいです。
足し算などができなくても、ゲームで遊んでいるうちに自然にお金の計算ができるようになるから不思議です。
お金教育をきちんと始めたいと思っている方におすすめです。
ゲームでお金のことが分かってきたら、ドリルでも勉強してみてください。
「おかねのれんしゅうちょう」 (学研の頭脳開発) は幼稚園児にも分かりやすいように、おもちゃのお金もついてきます。
このお金を使って解く問題もあるので、視覚的にお金の単位などを理解しやすいと思います。
数字ではなく、あくまでお金を使って両替やお釣りのやり取りができるようになっています。
5歳児の我が子には、まだ少し難しい問題もありますが、楽しみながら自主的に取り組んでいる唯一のドリルです。
まだ子どもが小さいからと言って、お金教育をあきらめるのはもったいないです。
幼稚園児でも、親子で遊ぶ中で楽しくお金を学ぶことができます。
子どもが自分でお金について理解し、買い物やお金のやり繰りができるようになりますよ。
お金に興味を持つことは決して恥ずかしいことではなく、これから先生きぬくために大切な金銭感覚を身に着けることができますよ。