今はタブレットで気軽に学習できる通信教材も多く、魅力的ですね。
わが家も小学生に上がる子どもに早速タブレット学習を始めて1年たちますが、体験してみて初めてデメリットを感じました。
今更、紙教材を選んでおけばよかったと後悔してもあとのまつり。
子どもは一度タブレット教材に慣れてしまうと、紙教材に戻すのは難しいもの。
でも、今になって紙教材の良さを思い知らされています。
今回、タブレット学習をした際のデメリットを実際の経験をもとにお伝えします。
これから子どもの通信教材を選ぼうと思っている方は、参考にしてみてくださいね。
タブレット学習で目が悪くなる
まず一番多くの方が気にする点ですが、タブレットを使うので目に負担がかかります。
タブレット教材の中には、ゲーム要素を含んだプログラムも入っているのですが、夢中になるとタブレットに顔を近づけて1時間以上遊んでしまうことがあります。
勉強に夢中になるのはいいことですが、くいいるように至近距離でタブレットを見続けているため目の負担が心配になります。
また、暗いところに持って行っても見ることができるので、自分の部屋に寝る前に持って行ってしまい、タブレットをいじっていることも。
最近はオンライン授業も増えていて、圧倒的に画面を見る時間が多くなっているので、さらに家庭学習としてタブレット教材を使用するのは目に悪かったかなと感じています。
机に向かって勉強する姿勢が身につかない
幼稚園では、机に向かって学習することが一切なかったので、まず机に向かって学習する習慣がついていない小学一年生。
わが家でもまずは勉強する習慣を身につけてほしいと、リビングテーブルに子供用の学習椅子を置いたのですが、タブレットをそこですることが今ではほとんどありません。
最初のうちは、椅子に座ってテーブルでタブレットをするように注意しましたし、タブレット教材の中でもきちんとした姿勢で取り組めるような指導がありました。
しかし、やはり持ち運べるのが便利なタブレット。
子供はソファーに寝そべったり、自分の部屋のベッドにもぐったりと、「勉強してるの?」という姿勢でタブレット学習をしています…。
勉強へのハードルが下がるのはいいと思うのですが、きちん椅子に座って机に向かって勉強しなければ何も頭に入らないのではと感じてしまいます。
きちんと机に向かって集中して勉強に取り組むという、勉強の初歩的な姿勢を身につけさせたいなら、机でしか取り組めない紙教材を選ぶべきでした。
手書きがいつまでたっても「苦手」
もともと絵を描くことが苦手だった息子は、手先が不器用です。
なので鉛筆の持ち方から小学校では苦戦していました。
筆圧も弱く、先生が何度も指導してくださいました。
タブレット教材ですと、やはり「文字を書く」ことに関しては紙教材に劣ってしまいます。
そもそもタブレットの反応が悪くて、大人が字を書いてもなかなかきれいに書けません。
ひらがなや漢字を勉強する際に、「一画がとびでるのかとびでないのか」、「跳ねるのかはらうのか」など細かい部分を練習するには不向き。
また、算数の問題などでも、タブレット学習はマークシート方式が多く、数字を書かなくても答えの番号を押すだけで正解できます。
けれどそれに慣れてしまうと、学校のテストの際、数字を早く書けなかったり、上手に書けなかったりして×になることも。
やはり文字を書くのは勉強の基本。
すでにできているお子さんなら問題ないと思うのですが、息子のような手先をまず鍛えたいという子にはタブレットはおすすめしません。
親の目が行き届かないタブレット
タブレット学習の利点は親がついていなくても、機械が自動的に勉強を教えてくれ、丸つけまでしてくれること。
自立したい子にはぴったりですが、親の目が届きづらいのも事実です。
子どもがどのくらい勉強をしているのかは、自動的に携帯に通知がありますが、子どもに関わる機会は減ってしまいます。
わたしもタブレット学習に関しては、子どもが何をどのくらい勉強しているのかをあまり気にしなくなってきてしまいました。
もう少し、子どもに勉強を教えたり、ほめてあげたりしてもよいなと考え、タブレットをたまに覗いてみますが、できることが多すぎてどれをどのくらいやっているか把握できません。
大変だけれど、できるだけ子どもの勉強に関わってあげたいと考える親ならば、紙教材の方がおすすめです。
タブレット学習は達成感が得づらい
学習度合をデータで管理することができるタブレット学習の良さです。
しかし、どの分野をどれだけやったのか、目に見えての達成感が得づらいという点もあります。
手書きで学習する紙教材は、やり終えたときに自分の力でこれだけを進められたという達成度が目に見えてわかりやすいもの。
紙教材は、整理収納するのは大変ですが、やった分が目に見えて残るのでやりがいもあり、勉強を続けていく上で自分の自信にもなるのが良いところだと思います。
学び始めの小学生におすすめの紙教材
タブレット教材も紙教材もメリット・デメリットがありますが、今回の失敗をふまえ、小学生におすすめの紙教材をリサーチしました。
同じ教材でも、タブレットまたは紙を選ぶことができたり、紙が主体でタブレットも併用できたりとさまざまです。
親子ともに、ライフスタイルや目指す目標に合う教材をセレクトしてみてください。
「月刊 小学ポピー」 月 2,500円~
余計な付録がなく、続けやすい価格設定。
通っている小学校の教科書に準拠した内容で、授業の予習・復習、テスト対策ができる。
教材の分量が多すぎず、子どもが毎日勉強を続けやすい工夫がある。
英語のオンライン絵辞典やデジタルブックも付き、音声を聞きながら手軽に始められる。
子どもとのかかわり方や勉強の付き合い方など、親に向けたアドバイスも充実。
教材にの量がちょうどよくコスパ最高!家庭学習の習慣づけにぴったり
\資料請求はこちら/
進研ゼミ小学講座「チャレンジ」 月 3,180円~※年払いの場合
教科書に準拠した内容で、予習・復習から教科書を超えた応用力まで学べる。
全国規模の実力テストで到達度がわかり、個別の学習アドバイスや習熟度別の復習ドリルが届く。
チャレンジスタートナビ(小型のゲーム機のようなもの)で英語の発音を学べたり、プログラミング学習もできる。
※タブレットで学習する「チャレンジタッチ」もあります。
付録もごほうびもたくさん!子どもが続けられる工夫がいっぱい
\資料請求はこちら/
「Z会」 月 4,114円~※年払いの場合
「国語」「算数」に加えて、「理科」「社会」の実体験をする「経験学習」という教材が特徴。
例えば、「スーパーに行って材料をそろえてカレーを作ってみよう」など。
教科の枠組みを超えて、子どもの興味・関心を広げる工夫がされている。
※「小学生タブレットコース」もあります。
子どもに手をかけてあげたいママにぴったり!親子時間が充実しそう
\資料請求はこちら/
「名探偵コナンゼミ」 月 2,420円~
基礎学習と学習のベースになる「考える力」を身につけるワークブック。
国語は年間51作品の読解問題や作文問題、算数はひらめき力を養う図形問題など、暗記だけではなく今後の勉強につながる力を重視。
考える力をのばすことが重要になる今後の教育トレンドに対応。
難易度高めで、中学受験を目指すお子さんにもおすすめ!
\資料請求はこちら/
最初からつまづかないために親ができること
小学校の入学を機に、家庭でも勉強を始めようというご家庭も多いのではないでしょうか。
いろいろと情報を集めることも大事ですが、まずは気になったものから資料請求してみることをおすすめします。
親が良いと思って与えてみた教材でも、実際に子どもが取り組んでみるとリアルなメリット・デメリットが見えてきます。
事前に資料を取り寄せると、子どもが取り組めるサンプルもついてくるので、一度お子さんと問題に取り組んでみてください。
たくさん試してみて、ぜひお子さんに合った教材を選んであげてくださいね!