子どもがもらってきて、突如家で飼うことになったカブトムシ。
いざ飼ってみると日中全く動かず、死んでいるのかもしれないと不安になった子育て中の主婦です。
カブトムシが動かないけど弱っているのか、飼育する道具は何が必要か、エサは何を用意したらよいのかなど、飼育の初心者がわからない疑問をまとめました。
ひと夏のカブトムシの飼育経験をもとに、長生きするカブトムシの飼い方とカブトムシの愛らしい生態を分かりやすくお伝えします。
カブトムシが動かないけど大丈夫?
カブトムシは夜行性なので、日中ほとんど動きませんでした。
夜でも部屋の電気を急につけたりすると、死んだふりをして全く動かなくなります。
ですので、カブトムシの動きを観察したいのなら、夜にこっそりと暗い部屋の中で目が慣れるのを待って観察するのがおすすめ。
夜は活発に動いていて、エサを食べたり、脱出しようと壁をよじ登ろうとしたり、時には(Gのように)ブーンと羽を高速で動かして飛んだりしています。
あんなに昼間は弱ったふりしてたのに、こんなに元気だったんだと安心することができました。
ちなみに、昼間は土の中にもぐって眠る習性があるので、用意した木の枝の下に無理やりもぐったり、土をかけて寝ていたりします。
最初はわからずに木につぶされてしまったのではないかと心配しましたが、自分で潜るくらいなので大丈夫です。
子どもと昼と夜の行動を観察してみると面白いです。
ということで、昼間動かないカブトムシが大丈夫かどうかは、夜暗い部屋の中で動いていれば大丈夫です!
小さな子が飼うときは、夜観察するのは眠くなってしまって難しいかもしれません…。
カブトムシの飼育に必要なものは?
カブトムシを拾ったりもらったりしたときに、何を用意したらよいでしょうか。
わが家が用意した家にあるものと、近所のホームセンターで買いそろえたものを紹介します。
飼育ケース
カブトムシを飼ういれものとして、わが家に水槽があったので代用しました。
水槽のふたにポンプやエサ入れ用の穴が開いていたので、100均で買った扇風機にかぶせるネットをかぶせ、逃げ出さないようにその上にエサを置いていました。
ただ、できればカブトムシ用の飼育ケースの方がおすすめです。
なぜなら、水槽は土を入れると重たい上、カブトムシが豪快に土を巻き上げるのでガラスに土が付いて見た目にも汚いのです。
しかも土が付いたままだと、カブトムシが見えないのです。
お手入れも大変なので、軽くて扱いやすい飼育ケースの方がキレイに保つのにもおすすめです。
ケースの大きさは長生きさせたいならば、大きめを選ぶとよいです。
園芸用の土
飼育用のマットがホームセンターなどに売られていますが、家に園芸用の土があったので代用。
発酵マットは幼虫を育てるには適していますが管理が難しいので、成虫を育てるなら腐葉土で十分でした。
花や野菜を育てる腐葉土は、余計なものも入っていないし、ふわふわなのでカブトムシも潜りやすいようです。
潜る習性があるので、ケースの3分の1~2分の1くらいまで入れて良いのですが、何せ水槽のケースが思いので、少なめに入れて飼いました。
木の枝
カブトムシは一度ひっくり返ると起き上がれずに死んでしまうことも。
そこで自力で元に戻れるように木の枝など入れておきます。
枝を拾いに行くのも面倒だったので、ホームセンターで買いました。
太い木の枝は見た目もカッコよく、カブトムシ映えするのでおすすめです。
えさ台
エサは土の上に置くと腐りやすいので、エサ台を置くと便利。
ホームセンターで木の枝にエサが入る穴が開いたものが売っています。
この穴にぴったり入る昆虫用ゼリーがあるので、入れ替えるだけで簡単にエサ替えができます。
昆虫用ゼリー
いろいろなフルーツの味が入った昆虫用ゼリー詰め合わせがおすすめ。
カブトムシは食欲旺盛で、一晩にゼリーひとつを食べてしまうので、大入り袋があると安心です。
ゼリーならエサ台もあまり汚れず、取り換えるときに便利です。
他にエサとして、子どもが食べ残したバナナを喜んで食べていました!
スイカやメロンなど水分の多い果物は、カブトムシが下痢をする原因になるのでおすすめできません。
普段は昆虫用ゼリーがあれば十分でした。
カブトムシの世話は何をする?
カブトムシの成虫を一匹で飼うなら、特にお世話が必要ありませんでした。
あえてお世話を挙げるとしたら上記のことです。
霧吹きに関しては、そこまで乾燥していなければ大丈夫です。
わが家では一日に一度霧吹きをかけていました。
また、飼育ケースはカブトムシが動いたときに舞う土で、意外と汚れが目立ちます。
気になる方はこまめに掃除が必要です。
カブトムシを多頭飼いしたり、オスとメスを飼って卵を育てる場合はもっとお世話が必要になるようです。
カブトムシの寿命はどのくらい?
カブトムシが成虫になってからの寿命は1~3ヶ月くらいといわれています。
幼虫になってからは12~15ヶ月の寿命です。
土の上に出てから活動できる時間はごく限られた生き物なので、観察していて満足したら、もとの場所に戻してあげるのがよいと思います。
カブトムシを飼ってよかったことは?
実は虫が苦手な主婦ですが、カブトムシを飼ってみてよかったと思っています。
なぜかというと、カブトムシの生態が意外と愛らしく、お世話もカンタンだったから。
飼ってみて名前を付けると、愛着が湧いてくるので不思議です。
また、カブトムシの飼育セットからはいつも土のにおいがしてきました。
なんだか森の中にいるような気分になり、癒し効果がありました。
カブトムシを手に入れることがあったら、ぜひ一度家族の一員に迎え入れてみてはいかがでしょうか。
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