子供が犬に噛まれた!親がするべき対処法と治療の経過

子供が犬に噛まれたときの対処法 子育て

子供が犬に噛まれたとき、親はどのように対処したらよいのでしょうか。

先日、幼稚園児の息子が近所の飼い犬に噛まれ、慌てながらも対処した話をまとめました。

犬の飼い主に確認すべきことや子どもの怪我の手当、皮膚科での治療の経過を記録したので、困っている方の参考になれば幸いです。

緊急の方は、#7119(救急安心センター事業)に電話するか、皮膚科か外科をすぐに受診してください。

 

 

子供が犬に噛まれたときに相手へ確認すること

まず突然、子供が犬に噛まれたら親子ともにびっくりしてしまいますが、子供の状態を確認し、ひとまず大丈夫そうなれば、相手の連絡先をきちんと確認しましょう。

我が家の場合は、犬の飼い主が知り合いの方だったのですが、念のため連絡先をいただきました。

 

●連絡先の確認

住所、名前、電話番号などの連絡先はきちんといただいておきましょう。

こちらの連絡先も渡し、何かあったら連絡する旨も伝えておくと、あとから連絡をしやすいです。

 

●犬の犬種や予防接種(狂犬病)を行っているか

子供が犬に噛まれた場合、傷口から細菌が入る危険が大きいので、毎年ワクチンを打っているのか、狂犬病のワクチンをしているのかは要確認。

また、犬の大きさや犬種なども確認しておくと、後々医師などにも状況を伝えやすいです。

我が家の場合、ワクチンの情報は事故当時は聞いておらず、皮膚科を受診した際に確認されたため、あとから犬の飼い主へ連絡して聞き出しました。

飼い犬の場合はワクチンが義務付けられていますが、打っていない場合は子供の感染症のリスクが高まるため、念のため確認しておいた方がよいです。

 

子供が犬に噛まれたときの家での対処

まずは、子供をなだめて落ち着かせたら、すぐできる限りの傷口の消毒を家でしましょう。

●流水で傷口を流す

ぬるめのシャワーで傷口の汚れを流しました。

●消毒

家にあったムヒのきず液(殺菌・消毒薬)で傷口を消毒。

●救急相談に電話

ネットで「犬に噛まれた」で検索すると、破傷風になる危険があると知り、急に怖くなりました。

そこで救急安心センター事業 #7119に電話しました。

#7119とは…

・急なケガや病気のときに、医師や看護師が相談に乗ってくれる

・緊急性や救急手当、適切な医療機関について助言

・原則24時間、365日体制

→電話の#7119をプッシュすればつながります!

 

今回電話した際には、電話口で看護師が子供の状態を細かく確認してくれ(意識の有無、口の周りの湿疹の有無、傷口の状態、痛みの有無、噛まれた犬の大きさなど)、その状況を医師と相談

できれば当日中に皮膚科外科の受診すすめられました。

実はこの時までは、様子見でいいだろうと思っていたので、病院に行かなくてはいけないくらい「子供が犬に噛まれた」のは大事なのだと、このとき思い知らされました。

そして、慌てて近所の皮膚科へ連絡し、「子供が犬に噛まれた」旨を伝え診察してもらえることになりました。

 

 

犬に噛まれた当日、皮膚科を受診する

子供が犬に噛まれたときの対処法

前もって電話していたため、診察までスムースでした。

子供のケガということで、順番を早め急いで診てもらえることに。

犬の口腔内には雑菌が多く、歯がとがっているため、皮膚に刺さった時に細菌が体内に入りこむ可能性が高いので、「犬に噛まれる」ことは危険なのだと説明を受けました。

診察の内容は次の通りです。

●4種混合ワクチンの接種時期の確認

傷口からばい菌が入り、感染症にかかってしまう「破傷風」になるのが一番のリスクとのこと。

この破傷風のワクチンは4種混合ワクチンの中にはいっているため、きちんと予防接種を受けているかと

いつ頃受けたかを確認されました。

母子手帳を持って行ってよかったです!

もしも破傷風のワクチンを受けてから大分時間が経っていたり、ケガの状況によっては、追加で破傷風のワクチンを打つのだそうです。

●生理用食塩水で洗う

傷口を生理用食塩水で流してもらいました。

●抗菌薬の塗り薬

傷口に塗り薬を塗ってもらい、ガーゼで覆ってもらいました。

翌日まではシャワーも禁止。

患部にもしも菌がいた場合に、温めてしまうと広がってしまう可能性があるので、1週間はお風呂禁止になりました。

●傷口の写真撮影

経過を診るため、傷口をカメラで撮影されました。

●抗菌薬(飲み薬)を処方される

1週間分の抗生物質を処方されました。

薬嫌いな息子なので飲んでくれるか心配でしたが、アイスに混ぜたところ喜んで食べてくれました

 

犬に噛まれた傷口が治るまで、皮膚科で経過観察

無事に当日の診察は終えたのですが、傷が治るまでは皮膚科で経過を診るとのことで、翌日と1週間後に診察に行きました。

処置としては、傷口の状態の確認と、塗り薬の処方、傷口の写真撮影でした。

傷口もかさぶたができ、きれいに塞がりひと安心。

びっくりしたのは、犬に噛まれた当日は、歯の跡から薄く血がにじむ程度だったのに、翌日になると歯型のまわりに青あざがいくつもできていたことでした。

中型犬にもなると噛む力も強く、かなり痛かったのではないかと心配になりました。

皮膚科できちんと診ていただいていて、良かったです。

素人判断で放って置いたら、あとから不安になっていたことは間違いありません。

 

子供が犬に噛まれたら、皮膚科の受診が安心

噛まれたときには、親子ともびっくりして慌ててしまいますが、飼い犬だった場合は相手の連絡先もきちんと聞いておきましょう。

あとから傷口が悪化することも十分にあり得ます。

素人判断で対処せずに、きちんと皮膚科か外科で診てもらってください。

犬は賢い生き物ですが、ときに人間にかみついてしまうこともあります。

特に子供の動きは犬をビックリさせてしまうこともあるので、むやみに近づいたり驚かすような行動をとらないように、普段から子供に言って聞かせておくのも大切。

今回の一件で、親であるわたしも学ぶことが多かったです。

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