イヤイヤ期がひどくなると、子どもと日常生活を送るだけでも大変で、親としても試練の時期。
男女ともに育てていますが、女の子の方が要求が細かいので対応が難しかったです。
イヤイヤ期の時期としては2歳と、3歳と2度のピークを体験。
それぞれ違った大変さがあったのでその対応と、自分がどうにかイヤイヤ期を乗り切った方法をお伝えします。
ちなみに英語でも“terrible twos(ひどいの2歳児)” “horrible threes(恐ろしい3歳児)” “wonderful fours(すばらしい4歳児)”という言葉があるそう。
今、大変でも4歳になれば天使のようにかわいくなりますよ!
わたしの実体験を通して、イヤイヤ期で困り果てているお母さんのお役に立てれば幸いです。
イヤイヤ期は2歳代と3歳代の2回に分けて大変だった!
わが子のイヤイヤ期は1歳半から始まり、2歳で一度目のピークを迎えました。
その後一旦落ち着いたのですが、早生まれだったので3歳3ヶ月頃、幼稚園に入園。
しばらくすると再び、もっと強烈なイヤイヤ期がやってきました。
結局、2学期の始まる3歳8ヶ月頃にイヤイヤ期を抜けました。
2度のイヤイヤ期にそれぞれ同のように対応したかをまとめました。
2歳のイヤイヤはひたすら気持ちを受け止めた
2歳頃のイヤイヤ期には、細かな要求や自分の想い通りにならないときに癇癪を起こしました。
【2歳イヤイヤ期によくある要求】 〇スーパーでお気に入りのお菓子を買いたい 〇違う道を通りたい 〇ブランコにもっと乗りたい 〇ベビーカーでなくて抱っこしてほしい など |
さらに、わが家では泣いたときに地面に落ちた自分の涙が嫌だったようで、それを拭いてほしいと泣きわめきました。
泣く→涙がこぼれる→こぼれた涙を見て泣く→涙がこぼれる…と永遠のループが続くので、地面をティッシュで拭く毎日でした。
大人から見れば意味のないことや、効率の悪いことでも、子どもからしてみると大切なこと、ゆずれないことだったりするわけです。
これは自己主張の芽生えなので成長の過程。
なるべく子どもの気持ちをまずは受け止めることに。
ただ、どうしても時間の制約や大人の事情で難しいこともあります。
そんなときは、気持ちを一旦受け止めてから、できない理由を言葉で説明するようにしていました。
それでも分かってくれるはずもなく、娘の気が済むまで途方にくれる毎日が続きました。
年子のお兄ちゃんがいるのですが、夕日が沈むのを眺めながら、「早くおうちに帰りたいねぇ」と話しかけていたのを覚えています。
ただ、ある程度泣いたタイミングで、気をそらすと意外ということを聞いてくれます。
【気持ちを切り替える言葉がけ】 「おやつ買って帰ろうか!」 「おうち帰って、ワンワンのテレビ見ようよ」 「抱っこしてあげる」 など |
してあげると、泣き止むきっかけになるようでした。
2歳のイヤイヤ期は、叱るのではなく、まず子どもの成長を親が受けとめることが大切です。
【2歳のイヤイヤ期の対応まとめ】 子どもの気持ちを受け止める |
3歳のイヤイヤは「やさしい無視」を心がけた
3歳のイヤイヤ期は、幼稚園の入園後に始まりました。
きっと、慣れない環境に入ったことでストレスを感じていたのが原因ではないかと思います。
また、わがままを言う内容も変化しました。
【3歳イヤイヤ期によくある要求】 〇外出先におもちゃや人形を持っていきたい 〇お気に入りの洋服が着たい 〇晴れだけど傘をさしたい など |
聞ける要求ならば、なるべく聞いてあげるようにしました。
全身ピンク色のコーディネイトになり、通りすぎた知らないおじさんに「ピンクが歩いてらぁ。」と言われたことも今では懐かしい思い出です。
また、イヤイヤ言うポイントが分かってきたので、先回りして子どもに選ばせたり、予定がある場合は先に伝えておくことでイヤイヤを回避できる確率が上がります。
しかし、コンビニの前を通るとお菓子を要求したり、寄り道したくなったり、体重も重いのに抱っこを要求したりすることは対応できない場合も。
しかも3歳になると頑固さも増し、なかなかあきらめてくれません。
2歳に通じたような気持ちを切り替える言葉がけもあまり効かなくなりました。
ただ、ここで子どもの言いなりになるのは危険。
言葉の能力や理解力が発達した3歳児は、イヤイヤすればするほど、親が言うことを聞くと学習してしまいます。
子どもは泣きわめくことで要求が通るという成功体験をすると、次はもっと大きな声で泣きわめくという悪循環になります。
もう理解できる年齢なので、ダメなものはきちんと理由を説明し、いくら泣き続けても無視するというのが正しい対応。
公共の場など、無視し続けるのは難しい場面もあるかと思いますが、そうでない場合はなるべく無視を心がけて。
「ダメなものはダメ」を教えましょう。
早いお母さんは子どもが2歳だろうが1歳だろうが「ダメなものはダメ」と対応しているそうですが、わたしがこれを実践できたのは娘が3歳になってからでした。
最初は大変かもしれないですが、がんばってみましょう。
【3歳のイヤイヤ期の対応まとめ】 先回りしてこちらの要求を伝えたり、 |
兄・姉へのフォローも大事!上の子との時間も大切に
娘のイヤイヤ期を過ごして予想外だったことがあります。
それは、一つ年上の息子が赤ちゃん返りしてしまったこと。
最初の頃は、わたしの立場を気遣ってくれて「〇〇ちゃん(妹の名前)言うこと聞かなくて大変だね」としっかり者のお兄ちゃんでした。
娘のイヤイヤ期を通して息子も成長してくれて頼もしいとさえ思っていましたが、最近ではイヤイヤ期のように我慢できない場面も。
もしかすると、娘に合わせすぎて息子もストレスが溜まっていたのかもしれません。
イヤイヤ期の子どもがいるときこそ、兄弟がいる場合は特に年上の子をケアする時間が必要。
それ以来、わたしも娘を預けてお兄ちゃんと二人ですごす時間を作るように心がけました。
イヤイヤ期の子どもに気を取られがちですが、他の兄弟との親子の時間も確保しましょう。
イヤイヤ期は自分に甘くてOK!周囲にも助けを求めて
子どものイヤイヤに親は振り回されるもの。
わたしも毎日がしんどくて、いつ終わるんだろうとずっと思っていました。
子どもがイヤイヤ期の間は、少しでも自分がラクにする方法を選んで切り抜けてください。
トイレトレーニングやベビーカー卒業は後回し
イヤイヤ期の時期と重なるのが、トイレトレーニングやベビーカーをやめる時期。
ただイヤイヤ期が大変なので無理しないでください。
おむつやベビーカーは、時期がくればいずれ外れるもの。
試してみて、いけそうならばやってみてもよいですが、親子ともに追い詰められてしまうなら逆効果。
わが家ではイヤイヤ期対応が第一優先。
余裕があるときに、トイレトレーニングを始めました。
ベビーカーは結局なかなか卒業できず、幼稚園年少の1学期まではベビーカーを押してお迎えに行っていました。
帰りにぐずられて、家までの距離を抱っこするのは体力的に無理だったので、帰りはベビーカーでした。
でも時期がくればおむつもベビーカーも卒業できるのであせらないでよいと思いますよ!
夫、母、ママ友、幼稚園の先生に助けてもらう
イヤイヤ期は親もストレスが溜まるもの。
愚痴れる人には愚痴ってもよいと思います。
わが子のイヤイヤ期はひどかったので、帰り道に道に大の字になって泣き喚いているのを近所のママ友にも何度も目撃されました。
そのおかげか、買い物後にぐずられ、両手いっぱいに買い物袋を持っており、抱っこもできず立ち尽くしていたときのこと。
偶然通りかかったママ友がベビーカーで家まで送ってくれました。
まさにこの時のママ友は女神様に見えました。
また、幼稚園の先生にも相談したところ、イヤイヤ期の正しい対応なども教えてもらいました。
しゃべってストレス発散したり、周囲に助けてもらたり、一人で抱え込まずにイヤイヤ期を乗り切ってください。
相談無料の子育て電話相談を利用するのも手
誰にも相談できず、手助けも借りられそうにないけれど、今もういっぱいいっぱいで助けてほしい時には電話相談もあります。
相談料は無料なので、悩んだどきには気軽に電話してみてください。
森永乳業が運営する育児相談サービス。 0800-5555-110(フリーダイヤル) 月曜日~土曜日 10:00~14:00 |
保健師・元保育園長等専門の先生が、悩みを聞きアドバイスをくれます。 03-3222-2120(通話料有料) 月曜~金曜日 10:00~12:00/13:00~16:00 |
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一時預かりで休憩時間を確保
自分がつぶれてしまう前に、子どもと少し離れる時間を持つことも大切。
自治体の一時預かりやファミリーサポートなど、まずは登録しておくことをおすすめします。
リフレッシュ利用で一時預かりを利用しているママは意外と多いです。
ぜひ一度試しに使ってみてくださいね。
イヤイヤ期は終わるから大丈夫!ママは楽して乗り越えて
イヤイヤ期は親子とも気力も労力も使い、大変な時期です。
「周りからどう見られているか」や「親だからこうしなければいけない」という既成概念よりも、自分と子どもを優先してください。
また、子どもが言うことをきかないのは当たり前くらいに考えて、あまり構えず適度な距離を持つことも必要。
イヤイヤ期は、赤ちゃんから幼児になる成長の段階です。
少し寂しいですが、親も子どもから少しだけ手を放し、お互いに自立する時期なのかもしれません。
イヤイヤ期はいつかは終わるので、思いつめずに乗り切ってくださいね。
イヤイヤ期を乗り越えると、とってもおませなかわいいお姉さんになりますよ。
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